ContextCaptureユーザーガイド

ビデオフレームのインポート

「ビデオフレームのインポート」ダイアログでは、ビデオファイルからフレームを抽出してブロックに追加することができます。

ビデオからフレームを抽出するには、入力ビデオファイルを入力してインポート設定を選択します。

  • 開始時間/終了時間 - 入力ビデオの特定のセクションのみをインポートすることができます(既定ではビデオ全体がインポートされます)。
  • 写真を抽出する間隔 -サンプリング間隔(秒単位)。これにより、入力ビデオシーケンスから抽出する写真枚数が定義されます。
  • 写真出力ディレクトリ - 抽出した写真が作成されるディレクトリ。

ビデオのサンプリング間隔には、写真間のオーバーラップが正しくなる間隔を選択してください。

「ビデオフレームのインポート」ダイアログ

焦点距離の変化はサポートされていません。

インポートされたフレームはすべて1つの固有フォトグループに追加されます。ContextCaptureでは、インポートされたシーケンス全体で同じカメラモデル(同じ光学特性を持つ)を使用すると想定されます。ビデオシーケンス中にズームが変化する場合は、インポートの開始/終了設定を使用してビデオを一定ズームのセクションに分割し、各セクションを個別にインポートしてください。

ビデオフレームを抽出して追加するには、「インポート」をクリックします。

インポートすると、抽出した写真をブロックの「写真」ページから個別にチェックできるようになります。

ビデオファイルからインポートしたフレームのカメラモデルは不明になります。ATを開始する前に、フォトグループの主要な光学特性(センサーサイズ、焦点距離、およびカメラモデルタイプ)を定義しておくことをお勧めします。その方法の1つとして、カメラデータベースで適切なカメラモデルを検索する方法が挙げられます(「カメラデータベース」を参照)。「写真」も参照してください。

カメラに合ったカメラモデルがデータベースにない場合は、ContextCaptureの空中三角測量のセルフキャリブレーションプロパティを使用して、カメラモデルの属性を特定することができます。最適な結果を得るために、高度なテクスチャと幾何形状を持つ複雑なオブジェクトの360°ビデオを使用することをお勧めします。セルフキャリブレーション後に取得したカメラのパラメータは、カメラデータベースに保存してより複雑なプロジェクトに再利用することができます。